衣替えの季節に、心にも衣替えを

衣替えの季節に、心にも衣替えを

クローゼットの中身を、半袖から長袖へ。薄手のブランケットから、少し厚手のものへ。

この時期、身の回りのものを秋仕様に入れ替えている方も多いのではないでしょうか。

では、心の方はどうでしょう。

夏のモードのまま、走り続けていないか

夏は、何かと慌ただしい季節です。

行事が続き、人と会う機会も増え、気温の高さにそれだけで体力を使います。「乗り切ること」に意識が向きやすく、自分の内側にまで気を配る余裕は、後回しになりがちです。

気づけば季節は変わっているのに、心の方はまだ、夏のあいだの緊張感を引きずったまま。そんな感覚に、心当たりはないでしょうか。

クローゼットは衣替えをするのに、心はそのままにしてしまう。私たちは、案外そういうことを繰り返しているのかもしれません。

衣替えのように、心にも「一旦脱ぐ」時間を

衣替えという習慣が優れているのは、強制的に立ち止まる機会をつくってくれるところだと思います。

一枚一枚、着るものを見直しながら、「これは今の自分に合っているか」を考える。不思議と、その作業のあいだは、他のことを考えずに手元に集中できます。

心にも、同じような時間があってもいいのではないでしょうか。

大がかりなことをする必要はありません。ただ、一日の終わりに少しだけ、その日一日で纏ったものを脱ぐような時間をつくる。忙しさのなかで身につけた緊張や、こなさなければという焦りを、寝る前にひとつだけ手放してみる。

hug my R. が「自愛」という言葉を掲げているのも、根っこにあるのはこの発想です。自分を大切にするというのは、何か特別なことをすることより先に、まず纏いすぎたものを、一旦脱ぐことから始まるように思うのです。

今夜、ひとつだけ手放してみる

具体的に、といっても構えることはありません。たとえば、こんな小さなことから。

  • 今日あった「やるべきこと」を、頭の中から紙に書き出して手放す
  • スマートフォンを少し早めに置き、代わりに温かいものをひと口飲む
  • 「今日はここまで」と、自分で区切りの言葉を口にする

大切なのは、何をするかよりも、「一旦ここで終わりにする」と自分で決めることです。夏のあいだ、ずっと気を張っていた分、その区切りは秋にこそ必要なのかもしれません。

眠りそのものについては、季節の変わり目に、眠りが浅くなるのはなぜ?でも詳しくご紹介しています。心と体、どちらの側からも、この季節の変わり目と付き合ってみてください。

おわりに

衣替えは、クローゼットのためだけの習慣ではないのかもしれません。

夏のあいだに纏った緊張や気負いを、季節の変わり目に一度脱いでみる。そうして初めて、秋という新しい季節を、心地よく迎えられるように思います。

今夜、あなたが何かひとつ、手放せますように。

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