花びらから、ほんの一滴 ― ローズオイルのはなし
ローズの香りが配合されたサプリメントは、実はそれほど珍しいものではありません。「ローズ系のサプリ、よく見かけるな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
それでも私たちは、Rose Nocturne(ローズノクターン)にローズオイルを選びました。理由は、珍しさではなく、少し別のところにあります。
「よく見る」からこそ、気づきにくいこと
ローズオイルは、香水やアロマの世界でも古くから使われてきた、なじみのある素材です。それだけに、原料としての価値が見過ごされがちだという面があります。
本物のローズの精油は、実はとても贅沢な原料です。花びらから採れる油分はごくわずかで、たくさんの花びらを集めても、そこから得られる量は本当に少しだけ。しかも近年は、原料としての価格が年々上がり続けています。
「よく見る」「珍しくない」という印象と、実際の原料としての希少さ・価格には、少し距離があるように思います。
本物であることに、こだわった
原料が高くなっていく中で、選べる道はいくつかあります。使う量を少なくする。合成の香料に置き換える。配合そのものをやめる。
私たちは、そのどれも選びませんでした。少し価格の面では負担が大きくなっても、本物のローズオイルを使い続けることを選びました。
見慣れた素材だからこそ、質を落としても気づかれにくい。だからこそ、そこで手を抜きたくなかった、というのが正直な気持ちです。
名前に込めた「ローズ」
Rose Nocturneの中心には、希少な国産の天然ブルーローズエキスがあります。青いバラは、自然には咲かない ― Rose Nocturneの原料のはなしでご紹介した、あの一輪の花です。
色としてのブルーローズ、香りとしてのローズオイル。見え方は違いますが、どちらも同じ「ローズ」というテーマを、それぞれの形で支えています。
香りが、夜の合図になる
毎晩、手に取るものだから ― カプセルと個包装のはなしでもお話ししたように、私たちは「手に取る瞬間」を大切にしたいと考えています。
ボトルの蓋を開けたときに、ふわりと香りが広がる。その瞬間があるだけで、「今日はもう休む時間だ」と、気持ちが少し切り替わるように思います。
おわりに
ローズオイルは、決して珍しい原料ではありません。けれど、その当たり前さの裏側には、年々貴重になっていく現実があります。
今夜、蓋を開けたときの香りに、少しだけ意識を向けてみてください。