夏の疲れを、秋に持ち越さないために
夏のあいだは、意外と気づかないものです。
暑さのなかを動きまわり、冷房の効いた部屋で過ごし、寝苦しい夜をやり過ごす。そうやって過ぎていく毎日のなかでは、体は「なんとかなっている」ように感じられます。
けれど、朝晩に少し涼しさを感じはじめる頃。ふと鏡を見て、肌の印象が変わったように感じたり、疲れが抜けにくくなったと気づいたりする方は少なくないようです。
この記事では、季節の変わり目に調子が揺らぎやすくなる背景と、内側から整えるためにできることをご紹介します。
夏の負担は、夏のあいだには表に出にくい
夏に体が受ける負担には、いくつかの要素が重なっています。
強い紫外線。 肌が一年でもっとも多く紫外線を浴びるのが夏です。日焼け止めや日傘で対策をしていても、外に出る以上、まったく浴びずに過ごすことは難しいものです。
屋外と室内の温度差。 猛暑の屋外と、冷房の効いた室内。この行き来を一日に何度も繰り返すことは、体にとって小さくない負担になります。
眠りの浅さ。 熱帯夜が続けば、眠りは自然と浅くなります。冷房をつけたまま眠って、朝には体が冷えていた——そんな経験のある方も多いのではないでしょうか。夏の眠りにくさについては、夏の夜、眠りが浅くなるのはなぜ?でも詳しくご紹介しています。
食生活の変化。 食欲が落ちて、冷たいものや口当たりのよいものに偏りがちになる季節でもあります。
これらはどれも、その日のうちに大きな変化として現れるものではありません。少しずつ積み重なり、季節が変わる頃になって、ようやく自覚されることが多いのです。
「夏の終わりに調子が整わない」と感じるのは、ある意味で自然なことだと言えるかもしれません。
外側のケアだけでは、届かない場所がある
夏のダメージを感じたとき、まず思い浮かぶのはスキンケアの見直しではないでしょうか。保湿を手厚くしたり、美容液を変えてみたり。
もちろん、それはとても大切なことです。
ただ、化粧品が働きかけられるのは、肌の表面にあたる角層までとされています。厚さにして、およそ0.02ミリ。ラップ一枚ほどの薄さです。
一方で、私たちの体は食べたもの・飲んだものからつくられています。肌も例外ではありません。
だからこそ、外側からのケアと合わせて、内側から必要なものを届けるという視点を持つこと。それが、季節の変わり目のような揺らぎやすい時期には、とくに意味を持つのではないかと考えています。
どちらか一方ではなく、両方から。そう捉えていただけたらと思います。
夜という時間に着目する
内側から整えると考えたとき、私たちが大切にしているのが「夜の時間」です。
一日のおよそ3分の1を占める、眠りの時間。何もしていないように見えて、体のなかではさまざまなことが起きている時間でもあります。
日中は、仕事や家事、人との関わりのなかで、どうしても意識が外側に向きがちです。自分のことは後まわしになりやすい。
けれど夜は違います。一日の終わりの、誰にも邪魔されない時間。ここを「自分を整えるための時間」として捉え直してみると、毎日の見え方が少し変わってくるように思います。
hug my R. が夜のためのサプリメントをつくったのは、この考え方が出発点でした。眠るという行為を、ただ体を休めるためだけのものではなく、自分を労わる時間として扱いたかったのです。
今夜から取り入れられる、小さな工夫
大きなことをする必要はありません。季節の変わり目を穏やかに越えるために、今夜からできることをいくつかご紹介します。
冷たいものを、少しだけ控えてみる。 夏のあいだに習慣になった冷たい飲みもの。一日の終わりの一杯だけでも、常温や温かいものに変えてみてはいかがでしょうか。
湯船につかる時間をつくる。 暑い時期はシャワーで済ませがちですが、少しぬるめのお湯に短時間つかるだけでも、一日の区切りをつけやすくなります。
眠る前の30分を、自分のために使う。 スマートフォンを置いて、照明を少し落とす。何をするでもなく、ただ静かに過ごす時間があってもいいと思います。夜の過ごし方については、大人の女性のための、眠りを整える夜の習慣でもご紹介しています。
続けられる形で、内側からのケアを。 完璧な食事を毎日用意するのは、忙しい日々のなかでは簡単ではありません。だからこそ「これなら続けられる」という形を見つけることが大切だと考えています。
どれも、特別なことではありません。けれど季節の変わり目という時期に、自分の状態に意識を向けること自体に、意味があるのではないでしょうか。
おわりに
夏が終わる頃の揺らぎは、この数か月を懸命に過ごしてきた証でもあります。
だからこそ、そこで自分を責める必要はありません。ただ、少しだけ立ち止まって、自分のための時間をつくってみる。それだけで、秋の入り口の景色は変わってくるように思います。
今日という一日を終えるとき、あなたが自分を労わる時間を持てますように。