青いバラは、自然には咲かない ― Rose Nocturneの原料のはなし
バラには、青い色素をつくる遺伝子がありません。だから「青いバラ」は、自然界にはほとんど存在しない花です。長いあいだ、それは「叶わないこと」の象徴として語られてきたほどでした。
Rose Nocturne(ローズノクターン)の中心にあるのは、その希少な青いバラから採れるエキスです。
なぜ、わざわざこの原料を選んだのか。この記事では、商品ができあがるまでの1年半をご紹介します。
ただの睡眠サプリメントには、したくなかった
企画の出発点は、ひとつの違和感でした。
眠りに関するサプリメントは、すでに数多くあります。けれど、そのほとんどは「眠ること」だけに目を向けているように感じられました。
私たちが考えたのは、眠っている時間そのものを、もっと大切に捉えられないかということです。
一日のうち、およそ3分の1を占める夜の時間。ただ意識のない時間として通り過ぎるのではなく、自分を整えるための時間として捉えられないか。眠りのこと、夜のあいだの過ごし方、そして香りのこと。そのすべてを一つに込めたいと考えました。
一般的な睡眠サプリメントとの違いは、この出発点にあります。
相談を重ねるなかで、出会った原料
やりたいことは決まっていても、それを形にする方法はすぐには見つかりませんでした。
まず、成分について徹底的に調べるところから始めました。そのうえで多数の製造メーカーに相談し、オリジナルの原料を保有するメーカーにも足を運びました。「こういうものを作りたい」と伝えては、実現できる方法を一緒に探る。その繰り返しです。
そうした相談を重ねるなかで出会ったのが、国産の天然ブルーローズから採れるエキスでした。
先にも触れたとおり、バラは青い色素をつくる遺伝子を持ちません。そのため天然の青いバラは育てること自体が難しく、原料としての流通量もごくわずかです。
探していたものが、そこにありました。この原料に決めた理由は、3つあります。
夜という時間に似合うと感じたこと。 深い青は、夜の静けさと重なります。ローズの気配とともに一日を終える——その情景が、そのまま商品の姿になりました。
「自分のために」という考え方に合っていたこと。 バラは、誰かに贈るための花として語られることの多い花です。けれど、自分のために選ぶバラがあってもいい。hug my R. が大切にしている「自愛」という考え方と、この花はまっすぐに重なりました。
国産であること。 口に入れるものだからこそ、産地がはっきりしていて信頼できる原料であることを重視しました。国内で育てられた花から採れるという事実は、そのまま安心につながると考えています。
試作の繰り返しと、ひとつの幸運
原料が決まり、お願いする製造メーカーも決まりました。配合の組み合わせが固まり、いよいよ試作が始まります。
けれど、ここからが長い道のりでした。
最初にぶつかったのは、粘度が高くなりすぎてしまうという問題です。入れたいものをすべて入れると、製品として成立しない。試作を重ねながら、成分の量をひとつずつ調整していきました。
その過程で、思いがけない幸運がありました。
クロセチンです。当初は流通が止まっていて手に入らず、配合を諦めていた成分でした。ところが試作を続けている最中に、少量ながら入手できることが判明したのです。結果として、入れられないはずだったものを、最終的な配合に加えることができました。
こうしてたどり着いたのが、いまの7つの組み合わせです。
- 国産 天然ブルーローズエキス
- クロセチン
- GABA
- ラフマ
- ローズオイル
- 植物性乳酸菌
- リポソームビタミンC
構想から完成まで、およそ1年半。もっと早く世に出すこともできたかもしれません。けれど、納得のいく組み合わせにたどり着くまで、妥協はしたくありませんでした。
「夜想曲」という名前のこと
Rose Nocturne(ローズノクターン)という名前は、「夜想曲(Nocturne)」から取っています。
一日の終わりに、静かに流れる曲のように。ローズの気配とともに、その日を締めくくる時間があってもいい。そんな思いを込めました。
原料のひとつひとつに理由があり、そこにたどり着くまでに時間がかかっている。そのことを知っていただいたうえで、日々に取り入れていただけたらと思っています。
夜をどう過ごすかについては、大人の女性のための、眠りを整える夜の習慣でもご紹介しています。あわせてご覧いただけたら嬉しく思います。
おわりに
自然には咲かないはずの、青いバラ。
その希少な花から生まれた原料を中心に据えたのは、夜という時間を、特別なものとして扱いたかったからです。
今夜も、あなたの一日が静かに終わりますように。